はじめに
「社員証にIC機能をつける企業が増えている」と聞いたことがありませんか?
実はこれ、単なるトレンドではなく、働き方の変化とITインフラ整備の流れの中で、
ごく自然に選ばれるようになった選択肢です。
今回は、ICチップ付き社員証が選ばれるようになった背景と、その具体的なメリット、
そして導入前に知っておきたいポイントについて、わかりやすく解説します。
なぜ今、ICチップ付き社員証なのか?
実際の導入現場では、こんな流れで「IC社員証」が選ばれています。
勤怠や入退室などの「システム」を導入→
利用には「ICカード」が必要と判明→
どうせ作るなら、社員証と一体型にしたい!
つまり、ICチップ付き社員証は、
システム導入をして、ICカードが必要となった為、作成という流れなのです。
ICカードの技術的な基礎知識
ICカード自体に、社員情報や氏名が書き込まれるわけではありません。
ICチップの中に、「UID(ユニークID)」と呼ばれる固有の番号が入っており、
その番号を、企業側のシステムと連携させることで、社員情報やアクセス権限を管理します。
【ICカードとシステムの関係図】
ICカード(UIDあり) → システムにUIDを登録 → 社員情報や勤怠・入退室履歴を管理
ICカード単体では機能しない
ICカードはあくまで「認証のトリガー」であり、
実際の情報や処理は、企業のサーバーやクラウドのシステム側で行われています。
たとえば…
- 入退室 → セキュリティゲートシステムと連携
- 勤怠打刻 → 勤怠管理システムと連携
- 複合機 → 認証印刷システムと連携
なので、ICカード社員証を作ればなんでもできる、のではなく
システムを利用する為に、ICカードを用意する流れとなります。
ICチップ付き社員証の3つのメリット
1. セキュリティ管理の強化
- 誰が・いつ・どこに出入りしたかを記録
- エリア別にアクセス制限が可能
- 紛失しても即停止・再発行が簡単
2. 勤怠や業務効率の向上
- 紙製タイムカード代わりに非接触打刻
- 在席確認や業務連携も可能に
3. 複数機能を1枚に集約
- 社員証+入館証+勤怠+認証カードを一体化
- デザインも自由!ブランディング強化に
カードの種類はシステムで決まる
「どのICカードを使えばいい?」という疑問もよくありますが、
システムが先に決まっていないとカードは選べません。
代表的なICカードの種類:
- FeliCa:国内利用が多く、非接触+高セキュリティ
- MIFARE:海外系のシステムで使用、安価で大量発行向け
- Ntag:スマホ連携にも対応
システムの仕様書に、ICカードの種類の記載があることが多いので、作成の際は必ずご確認ください。
よくある質問(FAQ)
Q. システム導入前にIC社員証だけ作ってもいい?
→おすすめしません。カードの種類はシステムに依存するため、先にシステムを決めるのが鉄則です。
Q. デザインはどのくらい自由?
→ 写真入り、フルカラー、ロゴ付き、両面印刷など、自由度は高いです。
まとめ
ICカード付き社員証は、便利だからではなく、
「システム導入に伴って、必要があり選ばれるツール」なのです。
今後の企業のIT化・セキュリティ対策において、ICカード社員証は必須の存在となっていくでしょう。
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この記事を書いた人
numa営業部
旅館のフロント、通販サイトの事務員等を経て、2015年営業事務として研美社に入社。
入社後、illustratorを0から教わりながら、お客様対応を行っていくうちに、自身への依頼も増えてきたことを機に2017年、営業に部署移動。illustratorを使える強み、旅館時代に培った丁寧な対応を活かし、研美社FANになってもらえるよう、日々切磋琢磨している。